訳あり物件の買取の流れ|相談から最短2週間で現金化する5ステップ【全国対応・仲介手数料ゼロ】
「訳あり物件を売りたいけど、買取ってどういう流れで進むの?」「何を準備すればいいの?」——そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
訳あり物件の買取は、一般的な不動産の仲介売却とは手順が異なります。仲介では売却活動(広告掲載・内覧対応など)に数ヶ月かかりますが、買取は業者が直接購入するため、短期間で完了します。
この記事では、訳あり物件(再建築不可・事故物件・共有持分・相続アパート・空き家)の買取がどのような流れで進むのかを5つのステップに分けて解説します。必要書類・かかる費用・注意点もあわせてお伝えします。
訳あり物件の買取とは?仲介との違い
まず、「買取」と「仲介」の違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | 買取 | 仲介 |
|---|---|---|
| 買主 | 買取業者(不動産会社) | 一般の個人・法人 |
| 売却期間 | 最短1〜2週間 | 3〜6ヶ月(長ければ1年以上) |
| 仲介手数料 | なし(0円) | 売却価格×3%+6万円+消費税 |
| 売却価格の目安 | 市場価格の50〜70% | 市場価格(相場通り) |
| 売却活動 | 不要 | 広告掲載・内覧対応が必要 |
| 契約不適合責任 | 免除されるケースが多い | 売主が負う |
| 残置物・現況 | そのままでOKの場合が多い | 原則、片付け・修繕が必要 |
訳あり物件の場合、仲介では買い手がつかないケースが多いため、買取が現実的な選択肢になります。特に再建築不可物件や共有持分は、住宅ローンが使えない・権利関係が複雑といった理由で、一般の買い手が見つかりにくい傾向があります。
買取価格の目安(物件タイプ別)
買取価格は物件の種類・状態・立地によって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 物件タイプ | 買取価格の目安(市場価格比) |
|---|---|
| 空き家(状態良好) | 70〜90% |
| 相続アパート | 60〜80% |
| 事故物件(自然死) | 70〜90% |
| 事故物件(自殺・事件) | 50〜70% |
| 再建築不可 | 50〜70% |
| 共有持分(持分のみ) | 30〜50% |
※あくまで目安です。個別の条件で大きく変動します。
【5ステップ】訳あり物件の買取の流れ
ここからは、実際の買取がどのように進むかを5つのステップに分けて解説します。
ステップ1:買取業者に相談・問い合わせをする
最初のステップは、買取業者への相談です。電話・LINE・お問い合わせフォームなどから連絡し、以下の情報を伝えます。
- 物件の住所(所在地)
- 物件の種類(一戸建て・アパート・マンション・土地など)
- 訳ありの内容(再建築不可・事故物件・共有持分・相続物件など)
- 築年数(わかる範囲で)
- 入居者の有無(アパートの場合)
- 売却を急いでいるかどうか
この段階では費用は一切かかりません。概算の査定額をその場で(電話やLINE上で)提示してもらえることもあります。
ポイント:最低でも3社以上の買取業者に相談しましょう。訳あり物件の査定は業者ごとの得意分野・再生ノウハウ・販路によって金額に差が出ます。1社だけの査定で判断すると損をする可能性があります。
ステップ2:現地調査・正式査定を受ける
相談の結果、買取対応が可能となったら、買取業者の担当者が現地を訪問して物件の状態を確認します。
現地調査で確認される主なポイントは以下の通りです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 建物の状態 | 外壁・屋根・基礎の劣化、雨漏り・シロアリ被害の有無 |
| 接道状況 | 前面道路の幅員・接道の長さ(再建築不可の判定に関係) |
| 権利関係 | 登記簿の確認、抵当権の有無、共有者の状況 |
| 周辺環境 | 近隣との境界、日照条件、騒音・臭気の有無 |
| 入居状況 | 入居者の有無、賃料、契約内容(アパートの場合) |
| 残置物 | 室内の荷物・家財道具の量 |
現地調査の結果をもとに、正式な買取価格が提示されます。所要日数は3日〜1週間程度が一般的です。
遠方に住んでいて現地に行けない場合でも、立ち会いは不要です。買取業者が調査を手配し、結果を電話やメールで報告します。
ステップ3:買取条件を確認・比較する
正式な査定額が出たら、買取価格以外の条件もあわせて確認します。
確認すべき主な条件は以下の通りです。
- 買取価格:提示額は交渉の余地があるか
- 引渡し時期:いつまでに物件を明け渡す必要があるか
- 残置物の扱い:現況のまま引渡しが可能か、撤去費用は誰が負担するか
- 契約不適合責任:売主の責任が免除される条件になっているか
- 費用負担:登記費用・測量費用などの負担割合
複数の業者から査定を取っている場合は、この段階で比較検討します。金額だけでなく、担当者の説明の丁寧さや質問への対応なども判断材料になります。
宅建業者の視点:「査定額が一番高い業者が一番良い」とは限りません。極端に高い査定額を出して契約後に値下げ交渉をしてくる業者も存在します。査定額の根拠を明確に説明してくれるかどうかを確認してください。
ステップ4:売買契約を締結する
条件に合意したら、売買契約の締結に進みます。
契約書で確認すべき重要事項は以下の通りです。
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 売買価格 | 査定時の提示額と一致しているか |
| 手付金 | 金額と支払い時期(通常は売買価格の5〜10%) |
| 引渡し日 | 決済日・明渡しの期限 |
| 契約不適合責任 | 免除の条項が明記されているか |
| 特約事項 | 残置物の扱い、境界非明示の合意など |
| 解除条件 | 手付解除の期限、違約金の額 |
訳あり物件の買取では、売主の契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)が免除される条件で契約するのが一般的です。これは「建物に隠れた不具合があっても、売主は修繕費用を負担しなくてよい」という意味です。買取業者はプロとして物件のリスクを承知のうえで購入するため、この条件が成り立ちます。
契約時には手付金を受け取ります。手付金の額は売買価格の5〜10%が目安です。
ステップ5:決済・引渡しを完了する
契約から決済までの期間は、通常2週間〜1ヶ月です。
決済日に行うことは以下の通りです。
- 残代金の受領:手付金を差し引いた残りの売買代金を受け取ります(銀行振込が一般的)
- 書類の引渡し:権利証(登記識別情報)・印鑑証明書・固定資産税評価証明書などを渡します
- 鍵の引渡し:物件の鍵を買取業者に渡します
- 所有権移転登記の申請:司法書士が代行して法務局に登記申請を行います
売主側の手続きは基本的に決済の場に出席して書類に署名・捺印するだけです。登記申請は司法書士が代行しますので、ご自身で法務局に行く必要はありません。
買取に必要な書類一覧
買取の各ステップで必要になる書類をまとめます。すべてを最初から揃える必要はありませんが、早めに確認しておくと手続きがスムーズに進みます。
| 書類 | 用途 | 取得先 |
|---|---|---|
| 登記簿謄本(登記事項証明書) | 権利関係の確認 | 法務局(オンライン申請可・1通480〜600円) |
| 固定資産税の納税通知書 | 物件の評価額確認 | 毎年4〜6月に届く通知書 |
| 権利証(登記識別情報) | 所有権移転に必要 | 購入時・相続登記時に発行されたもの |
| 印鑑証明書 | 契約・登記に必要 | 市区町村役場(1通300円程度) |
| 住民票 | 本人確認 | 市区町村役場(1通300円程度) |
| 身分証明書 | 本人確認 | 運転免許証・パスポートなど |
| 建築確認済証・検査済証 | 建物の適法性確認 | 手元になければ建築計画概要書を役所で取得可能 |
| 測量図・境界確認書 | 土地の範囲確認 | 手元にある場合(なくても買取可能なケースが多い) |
| 賃貸借契約書・レントロール | 入居状況の確認(アパートの場合) | 管理会社または手元の書類 |
太字の書類は基本的に必要なもの、それ以外は「あれば出してください」という位置づけです。書類が揃っていない場合でも、買取業者に相談すれば必要な手続きを案内してもらえます。
訳あり物件の買取で注意すべき3つのポイント
① 極端に高い査定額には注意する
複数社に査定を依頼したとき、1社だけ極端に高い金額を出してくる場合は注意が必要です。高い査定額で契約を取り付けた後に、「調査の結果、問題が見つかった」として値下げ交渉をしてくるケースがあります。
対策としては、査定額の根拠(どのような計算で金額を出したか)を具体的に説明してもらうことです。根拠を示さず「とにかくこの金額で買います」という業者は警戒してください。
② 契約不適合責任の免除を確認する
訳あり物件の買取では、売主の契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)が免除される特約をつけるのが一般的です。この特約がないと、引渡し後に建物の不具合が見つかった場合に修繕費用を請求される可能性があります。
契約書にこの免除条項が明記されているかを必ず確認してください。
③ 相続物件は遺産分割協議を先に済ませる
相続した不動産を買取に出す場合、売買契約までに遺産分割協議を完了させ、相続登記を済ませておく必要があります。
相続人が複数いるケースでは、全員の合意が取れるまでに時間がかかることがあります。買取業者への相談は遺産分割協議と並行して進められますので、早めに動き出すことをおすすめします。
2024年4月から相続登記が義務化されており、正当な理由なく3年以内に申請しなかった場合は10万円以下の過料の対象です(不動産登記法第76条の2)。
買取が向いている訳あり物件の特徴
以下のような状況に当てはまる方は、仲介よりも買取が合理的な選択肢です。
- 仲介に出したが3ヶ月以上売れていない
- 不動産会社に断られた(再建築不可・事故物件などの理由で)
- すぐに現金化したい(相続税の納税期限、離婚に伴う財産分与など)
- 物件の管理に困っている(遠方にある、老朽化が進んでいるなど)
- 共有者と意見が合わない(自分の持分だけでも売りたい)
- 手間をかけたくない(残置物の片付け・修繕をせずに売りたい)
まとめ:訳あり物件の買取は5ステップで完了する
訳あり物件の買取の流れをまとめます。
| ステップ | 内容 | 所要期間の目安 |
|---|---|---|
| ① 相談・問い合わせ | 物件情報を伝え、概算査定を受ける | 即日〜数日 |
| ② 現地調査・正式査定 | 業者が現地を確認し、正式な買取価格を提示 | 3日〜1週間 |
| ③ 条件確認・比較 | 買取価格・引渡し条件・費用負担を比較検討 | 数日〜1週間 |
| ④ 売買契約 | 契約書を確認し、手付金を受け取る | 1日 |
| ⑤ 決済・引渡し | 残代金の受領、鍵・書類の引渡し、登記申請 | 契約から2週間〜1ヶ月 |
合計期間の目安:最短1〜2週間、一般的には1ヶ月程度
仲介では3〜6ヶ月かかる売却が、買取なら大幅に短縮できます。「この物件は売れないのでは」と思っていた方も、訳あり物件を専門とする買取業者であれば対応できるケースは多くあります。
訳あり物件の買取、まずはご相談ください
当社は再建築不可・事故物件・共有持分・相続アパート・空き家など、訳あり物件を専門に買取対応しています。
- 他社で断られた物件もまずはご相談ください
- 査定・相談は完全無料です
- 最短即日で概算価格をお伝えします
- 全国対応・秘密厳守で対応いたします
相談無料・秘密厳守・全国対応
空き家のミカタ(宅建業者)